キャリア転職は今までのキャリアを活用した転職のため、未経験採用や初めての職種で転職する難易度は非常に高めです。
しかも即戦力を期待されるキャリア転職において、全く垣根の違う職種を選ぶ場合は無謀ともいえるでしょう。
ただ、どうしても営業職種から人事・総務などの管理部門職種にジョブチェンジしたい場合はどうしたらいいのでしょうか。
また、給与水準の低い業界から給与水準の高い業界へ業界チェンジをしたい場合はどうしたらいいのでしょうか。
その答えは、「軸ずらし転職」です。
軸ずらし転職とは、志望の職種や業種の軸をずらして転職することです。
場合によってはキャリアアップや実務経験を積むにはそれなりの時間が必要ですが、社内異動を活用してキャリアや実績を積むことでもこの軸ずらし転職は可能です。
そこで、今回のブログでは、直近の転職を含めて転職経験2回の筆者が、この軸ずらし転職について紹介します。
着実に希望のキャリア形成をしていきましょう。
共に学んで、充実ライフをすごしていきましょう。
それでは、早速見ていきましょう。
このような方におすすめ
・転職活動を始めようか考え中の方
・転職に関心のある方
・初めて転職される方
・給与水準の高い業界で働きたい方
・職種を変えた転職をしたい方
など
軸ずらし転職を使って年収アップ、やりたい仕事をする
軸ずらし転職について
軸ずらし転職とは、志望の職種や業種の軸をずらして転職することです。
軸ずらし転職の考え方として、
・年収アップを期待
営業職や経理職などの同じ職種で給与水準の低い業界から高い業界へ転職
・やりたい仕事で別の企業へトライ
現在は営業職だが、別の企業へ経理職で転職をしたい場合、まずは今の会社で社内異動して経理職の実務経験を積む
という考え方があります。
筆者の体験談
私自身、
・大幅な給与アップではないが不安定で高収入な業界から安定して高収入な業界へ転職
証券会社・リテール営業職 ➢ 医薬品メーカー・MR
・社内異動後に積んだ実務経験(複数年)を基により良い企業へ転職
医薬品メーカー・経理財務職 ➢ 別企業・経理財務職
という軸ずらし転職に成功しています。
おそらく、証券会社・リテール営業職から別企業の経理財務職への転職はかなり不可能であったかと思います。
何を目標に軸ずらしをするのか
軸ずらしというくらいですから、王道の転職方法ではありません。
以下のような目標がいるでしょう。
・年収をアップさせたい
・将来性のある業界、会社で働きたい
・別企業のやりたい職種に就きたい
など、目標次第で軸のずらし方は異なります。
何を目標に軸をずらして転職したいのか、改めて目標を考えてみましょう。
筆者は、
・今より安定した業界で働きたい
まずは営業職から営業職で別の業界にトライ
・資格を武器に経理財務職でキャリアアップしていきたい
社内異動で営業職から経理財務職となりそこで実務経験を積む
・より将来性、成長力のある企業で働きたい
営業職では入社できなかった企業に経理財務職で転職に成功
といったように、目標を掲げてそれに向けた行動をしてきました。
成果を上げるためにも具体的な目標設定を意識ましょう。
軸ずらし転職を成功させるコツ
軸ずらしを意識することで、王道の転職ではなしえなかったキャリア転職を成功する可能性が高まります。
そのコツについていくつか確認していきましょう。
・高年収の業界や職種を事前リサーチ
・やりたい仕事に関連する資格取得や実務経験を積むなどの事前準備の徹底
・転職エージェントのフル活用
の3つがポイントです。
高年収の業界や職種、やりたい職種や業界を事前リサーチ
前にも触れましたが、まずは何を目標にキャリア転職、軸ずらし転職をするかです。
・年収アップを目指したい
高年収が期待できる業界、企業をリサーチする
・やりたい職種で転職したい
どのような職歴や実務経験、資格取得が必要かリサーチする
残念ながら年収の高い業界・企業や年収の低い業界・企業はあります。
圧倒的な事実として、
・どれだけ仕事ができても、年収の低い業界・企業に勤めても高年収や年収アップは期待できません
・高年収企業であれば、営業職だろうが事務的な職種だろうが年収はあまり変わりません
ということがあります。
残念ながら、社会福祉業界と総合商社などでは2,3~倍程度の年収差が発生するでしょう。
また、総合商社の事務的な職種でも1、000万程度の年収となるでしょう。
年収アップだけを考える場合、
何をするかではなく、どこでするか
です。
あくまで参考程度ですが、国税庁が発表している「令和2年分 民間給与実態統計調査」を基にした業種別年収ランキングは、
業界 | 平均給与 (千円) |
---|---|
電気・ガス・熱供給・水道業 | 7,553 |
金融業、保険業 | 5,795 |
情報通信業 | 5,547 |
製造業 | 4,630 |
建設業 | 4,587 |
学術研究、専門・技術サービス業、 教育、学習支援業 | 3,999 |
不動産業、物品賃貸業 | 3,850 |
運輸業、郵便業 | 3,829 |
複合サービス事業 | 3,489 |
医療、福祉 | 3,331 |
卸売業、小売業 | 3,139 |
サービス業 | 2,952 |
農林水産・鉱業 | 2,452 |
宿泊業、飲食サービス業 | 1,687 |
(出典:https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/02.pdf)
やりたい仕事に関連する資格取得や実務経験を積むなどの事前準備の徹底
王道の転職は、自身の経験のある業界や職種で働く企業を変える場合です。
反対に、軸ずらし転職をする場合、未経験の業界や職種で転職を目指すため、戦略を練らない場合ハードルが高めです。
そのために少し時間はかかりますが、
・現在お勤めの会社で社内異動をして、やりたい職種の実務経験を積む
・やりたい職種や業界に関係する資格の取得を目指す
ことがおすすめです。
他社へ転職する場合に比べて、社内異動は圧倒的にハードルが低いです。
まずは、慣れた会社や環境で働く業種を変えて自身のスキルアップを図りましょう。
次に、資格取得について。
別に資格取得が偉いわけではありませんが、手っ取り早くやる気と知識をアピールする材料となります。
もちろん、履歴書・職務経歴書へ記載できたり、面接時にもアピールポイントとなりますので、積極的に資格取得をしましょう。
転職エージェントのフル活用
最後に、軸ずらし転職で欠かせないのでが、「転職エージェントのフル活用」です。
転職エージェントに登録をすると、必ず転職しないといけないかというと、そんなことはありません。
自身の転職市場での価値評価や、今回のように軸ずらし転職を計画するに当たって情報提供を求めたり、相談したりする際に役立てることができます。
転職活動自体はノーリスクと認識しておきましょう。
ところで、この転職エージェントですが、もちろん彼らにもノルマや実績を上げる必要があり、目先転職予定のない人は後回しになる可能性があります。
ただ、将来的な顧客であることに変わりありませんので、積極的に転職エージェントに登録をして関係構築しておくことをおすすめします。
その相談を通じて、既に軸ずらし転職ができるだけのポテンシャルを秘めていることを発見できる場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
人によって時間がかかる軸ずらし転職ですが、ただ単に転職活動をするのと異なり、目標をもって行動することで年収アップややりたい職種で働くことができる可能性がグッと高まります。
そのためにも、まずは年収アップややりたい仕事内容など明確な目標を持ちましょう。
さらに、転職エージェントに登録をして情報収集や相談をすることを始めましょう。
圧倒的に効率的で効果的な転職活動を実践できるでしょう。
今回の内容が皆さんの節約の一助になれますと幸いです。
これからもこのような充実ライフをすごすため転職に関する情報も発信していきます。
共に学んでいきましょう。
ではでは。今日もありがとうございました!