クレジットカードといえば「楽天カード」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
実際に筆者も今のところは楽天カードがメインです。
とはいえ、クレカについて
「本当に楽天カードが一番なの?」
「他にお得なクレジットカードはないの?」
「楽天経済圏って最近改悪続きじゃない?楽天カード自体も今後まずいのでは?」
など、楽天カードに不安を抱えている方やより良いクレカ1枚を見つけたいという方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回の記事では、税理士やFPなどのお金に関する資格を保有する節約のプロの筆者が今おすすめのクレカについて確認していきます。
今から共に学んで、充実ライフをすごしていきましょう。
それでは、早速見ていきましょう。
このような方におすすめ
・何となく楽天カードを使用している
・より還元率の良いクレカを求めている
・お得になりたい
・SBI証券で投信積立をしているorしようとしている
三井住友ゴールドカード(NL)はメイン、楽天カードはサブで使用
筆者は楽天経済圏(楽天カード、楽天証券、楽天銀行など)の改悪により、この春に三井住友ゴールドカード(NL=ナンバーレス)に大きく舵を切ります。
理由として、三井住友ゴールドカード(NL)は以下のような特長があるためです。
- 一定の条件により年会費永年無料でゴールドカードを持てる
- 一定の条件で翌年に10,000ポイント獲得
- SBI証券での投信積立でポイント獲得
それでは、1つ1つ見ていきます。
一定の条件により年会費永年無料でゴールドカードを持てる
三井住友ゴールドカード(NL)の通常の年会費は5,500円です。
ただし、一定の条件を満たすことで、三井住友ゴールドカードを年会費永年無料で所持することができます。
その一定の条件とは、以下のとおりです。
1年間に100万円(税込)以上利用すること
月換算で83,333円です。
注意点としては、
SBI証券での投信積立額などは計算対象外となる
などです。
また、キャンペーン時の申込みで初年度年会費が無料になる場合もあります。
ただ、既に三井住友カードをお持ちの方でゴールドカードに切り替える場合は、初年度が無料となりませんので注意が必要でしょう。
さらに、月中など中途半端な時期に切り替えを行うと、利用料100万円の計算期間が短くなりますので注意です。
一定の条件で翌年に10,000ポイント獲得
年会費が無料になるだけでなく、年間100万円(税込)以上の利用で翌年にVポイントが10,000円相当付与されます。
そのため、100万円(税込)の利用をする場合、最大で1.5%の還元率(通常0.5%還元)が期待できます。
つまり、100万円(税込)の利用で
【通常Vポイント】
100万円×0.5%=5,000ポイント
【上乗せVポイント】
10,000ポイント
【合計】
15,000ポイント
となります。
一方、楽天ポイントの場合は1%還元ですので、100万円(税込)使っても10,000ポイントです。
1%還元でも十分素晴らしい還元ですが、三井住友ゴールドカード(NL)の方が優秀でしょう。
SBI証券での投信積立でポイント獲得
SBI証券にて三井住友ゴールドカード(NL)で投信積立を実行すると積立額×1%分のポイントをゲットできます。
月間で最大50,000円分のクレカ積立ができますので、毎月500ポイントをゲット。
一方、楽天証券は今後信託報酬の低い投信積立に対して0.2%しかポイントゲットができなくなります。
信託報酬のうち楽天証券の代行手数料が0.4%以上する信託報酬の高い投信の場合は引き続き積立金額×1%(上限積立50,000円)分のポイントをゲットできます。
とはいえ、この1%ポイント還元もいつまで続くか疑問でしょう。
なぜなら、楽天の改悪が五月雨式に発生しているからです。
おすすめ:メインは三井住友ゴールド(NL)・サブは楽天カード
先ほど楽天が改悪続きといいましたが、楽天カードも利用料に対して1%還元であるため優秀なクレカです。
そこで、三井住友ゴールドカード(NL)をメインに100万円までの支出に使用して、100万円超については楽天カードをサブで使用するという二刀流で活用しましょう。
クレカ利用によるポイント
クレカによる支払額が年間100万円以上となる方は、
メイン:三井住友ゴールドカード(NL)
サブ:楽天カード
がおすすめです。
100万円までは三井住友ゴールドカード(NL)で支払い、100万円を超える部分や楽天市場で買い物をする時に楽天カードを使用するのがベストです。
仮に年間200万円分クレカで支払う場合で考えます。
利用額 | カード | ポイント |
---|---|---|
~100万円 | 三井住友ゴールドカード(NL) | 100万円×0.5%+10,000 |
101万円~ | 楽天カード | 100万円×1% |
- | 合計 | 25,000 |
利用額 | カード | ポイント |
---|---|---|
200万円 | 三井住友ゴールドカード(NL) | 200万円×0.5%+10,000 |
- | 合計 | 20,000 |
利用額 | カード | ポイント |
---|---|---|
200万円 | 楽天カード | 200万円×1% |
- | 合計 | 20,000 |
100万円を分岐点に使用するクレカを切り替えるのがもっとも還元効率の良い使い方です。
また、楽天スーパーセールなど楽天市場での購入をする場合は、もちろん楽天カードの方が還元率が良いので楽天カードを使用しましょう。
使い分けができるように、三井住友ゴールドカード(NL)と楽天カードを所持するようことをおすすめします。
クレカ積立によるポイント
楽天経済圏で改悪が続く一方で、SBI証券は三井住友とタッグを組んでクレカ積立に対するポイント還元を手厚くしています。
楽天証券は上限50,000円まで1%ポイント還元であったのが、2022年に0.2%へと改悪されます。
SBI証券では三井住友ゴールドカード(NL)による積立で上限50,000円まで1%ポイント還元です。
×
SBI証券
×
楽天証券
月400ポイント、年間で4,800ポイントの差です。
これを年利5%で20年積み立てると、
20年で約16万円もお得になります。
永年無料でゴールドカードを持てる
先ほども確認したとおり、1度でも三井住友ゴールドカード(NL)で年間100万円(税込)以上の支払いを行うとゴールドカードを年会費永年無料で持つことができます。
圧倒的なステータスという訳ではありませんが、無料でゴールドカードを持つことができるのは魅力的でしょう。
三井住友ゴールドカード(NL)を年間100万円使うコツ
三井住友ゴールドカード(NL)を年間100万円つかうコツは以下のとおりです。
- ありとあらゆる生活費の支払いに使う
- Amazonギフト
ありとあらゆる生活費の支払いに使う
とにかく毎月の生活費の大部分の支払いに三井住友ゴールドカード(NL)を使用します。
- 携帯料金
- 光熱費
- 保険料
- サブスク料金
- インターネット代
- 食費、雑費
- ふるさと納税
年間100万円も月ベースで83,333円ですのでそこまでハードルは高くありません。
Amazonギフト
Amazonギフトのチャージタイプの最低購入額が100円となっています。
有効期限も10年と長いのが特長です。
100万円までの最後の追い込みや端数調整でAmazonギフトへのチャージを活用するのも1つです。
三井住友ゴールドカード(NL)のデメリット
三井住友ゴールドカード(NL)のデメリットは以下の2点です。
- 年間100万円以上使わないと年会費が無料にならない
- 通常還元率は0.5%と低め
年間100万円以上利用しない場合、翌年以降も年会費がかかります。
5,500円の年会費は節約にとって結構なダメージです。
また、年間100万円使用した場合に翌年受け取れる10,000ポイントがない場合、通常還元率が0.5%のため、そこまで還元率は高くありません。
やはり、年間利用料を100万円以上にするために、生活費の支払いなどのメインクレカとして利用することを心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事で確認したことは、
- 一定の条件により年会費永年無料でゴールドカードを持てる
- 一定の条件で翌年に10,000ポイント獲得できる
- SBI証券での投信積立でポイント獲得できる
- 三井住友ゴールドカード(NL)と楽天カードを二刀流で使うのがベスト(100万円までは三井住友ゴールドカード(NL)、100万円超は楽天カード)
- 三井住友ゴールドカード(NL)を持つハードルはそこまで高くない
- 年間利用料が100万円未満の場合はそこまでお得なクレカとはならない
でした。
今まで楽天カード一強の時代が続きましたが、現状で一番のおすすめは三井住友ゴールドカード(NL)です。
一度、ざっくりとした家計の年間支出額を書き出してみてクレカ払いができる合計金額を算出してみましょう。
その結果、100万円を超えるようであれば三井住友ゴールドカード(NL)の所持・利用をおすすめします。
これからもこのような充実ライフをすごすため、節約に関する情報も発信していきます。
共に学んでいきましょう。
ではでは。今日もありがとうございました!